持続可能な発展へ向けて、CREA LINKでは、ECOTACTを通じて上記の内容の実現を支援いたします。
プラスチック問題
プラスチック問題が環境問題へと繋がり、海洋プラスチック問題や処理の段階での温室効果ガス等への影響などからプラスチックの削減が叫ばれてきました。
プラスチックといっても一括りに削減が必要なわけではなく、廉価なレジ袋を始め、投棄などから海洋プラスチック問題へと発展し、持続可能な発展が難しくなる要因として様々な事柄が存在します。
それらを考えることが日々の多忙な世の中では避けたい、単純に理解したい、面倒なことは避けたいということもあるのではないでしょうか。
プラスチック使用が増えてきたのも利便性に加え、衛生面などの安全性も含め、紙などに加え使用量が増加し、発展してきた背景があります。
現在問題となるのがそれらから影響が出るあるいは、それらの処理をめぐる問題で、コストとの兼ね合いも含め、使い終わったあとどうするかがカギとなってきます。
衛生面や健康へ繋がり、つくる責任、つかう責任を果たせるようなものを使用し、結果として緑や、海、気候変動へ良い影響となるよう共存できるものを通して、持続可能な開発の実現へ繋げるものとして実行できるものを使用することが重要な要素となってくるのではないでしょうか。
リサイクル
リサイクルといっても様々で、世界的な基準が存在します。
日本では現在コストや効率性を重視して、RPFという固形燃料化することで、燃焼効率を高め、二酸化炭素の排出を抑える取り組みとしてRPF化が主流となっています。
しかしながら、世界ではそのRPF化はリサイクルとしては認定されておらず、リサイクルとして認識されるものが、ケミカルリサイクルとマテリアルリサイクルというものになっているのです。
個々の使用地域により、その基準、結果としてどうなのか等はありますが、現状世界的に進められているものがケミカルリサイクルとマテリアルリサイクルによるリサイクルになってきています。
ECOTACT(エコタクト)はケミカルリサイクルが可能で、使用の有無によっては、マテリアルリサイクルも可能なものとなっており、世界基準に沿って、実現できるリサイクル可能な商品となっています。
現状からの脱却
環境局へリサイクルに関して相談をしに行った際に、日本では、千数百の自治体がある中で、ごみの分別制度を設けていない自治体もまだまだあることを知りました。それは各自治体の事情、コスト面での事情など様々あるようで、ごみの分別制度、有料化を含め、徐々に増えてきているとのことです。
分別しないで出せること(まとめてどこかで分別しているのかと思っていた…)が進んでいることかと思っていましたが、国としても分別して捨てることを進めていることと、徐々に増えているということから、意外とまだまだ進んでいないのが現状なのではないかと考えた記憶があります。
ゴミを分別して捨てることも手間がかかる上に、捨てた後のことも考えるのは、日々の中でなかなか時間がありません。
家庭ゴミから出たプラスチックも入札によりケミカルリサイクルへ回るか、RPF化のサイクルへ回るかなどがあるようです。それでもリサイクルという言葉、取り組み、そしてこうして議論や何かしらで取り上げられ、一人一人に浸透し考え取り組まれることが引いては持続可能な開発を達成するための重要なポイントなのではないでしょうか。
持続可能性
持続可能なためには、持続していかなければなりません。
持続可能な物事を作り、地球と共存することが私たちができる最善の方法なのではないでしょうか。
紙だけ使う、プラスチックは一切使わないという極論、思考停止状態ではなく、どうしたら共存して衛生面、品質、利便性、紙も、プラスチックも良いから使い分けをしていけるかを考えていくことが、より良い未来を創ることへ繋がるのではないでしょうか。
ECOTACTで実現を支援する5つの内容について下記に見ていきたいと思います。
すべての人に健康と福祉を
SDGs3ではすべての人に健康と福祉をということで、2000年から2015年にかけての世界の妊産婦の死亡率の高さから、医療へのアクセスへの支援により、5歳時未満の死亡率の低下を実現しています。しかしながら、その数はまだ減らず、その原因として、HIV/エイズ、結核、マラリアを含む感染症の発生とともに、非感染症疾病による死亡率が高いうとされ、不健康な環境条件は非感染性、感染性を問わず双方の病気のリスクを高めるとしています。
また、2012年には、およそ88万9000人が感染性の病気によって死亡したことを挙げており、原因は主に水や土壌の糞便汚染、不適切な手洗いの設備、不十分な衛生サービスもしくはその欠如であったとしています。同じ年、家庭内および環境の大気汚染によっておよそ650万人が死亡したとしています。
SDG 3では主には「生と生殖に関する健康および母子の健康を改善し、主要な感染症の流行を終わらせ、非感染性および環境上の疾病を削減し、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)を達成し、かつ安全、安価で効果的な医薬品へのアクセスを確保する。」こととしていますが、プラスチック等の普及による衛生面の確保も1つに、健康な生活へのアクセスを維持することに貢献します。
つくる責任 つかう責任
つくる責任、つかう責任として、SDG 12では、「環境に有害な材料の管理に関する特定の政策や国際協定のような措置を通して、消費や生産パターンを促進すること」を目指しています。また、「2020年までに達成したいと目指すターゲットは、そのライフサイクルを通して化学物質や廃棄物を環境上健全に管理し、それらが大気、水、土壌に放出されるのを大幅に減らし、人間の健康と環境に対する悪影響を最低限に抑えること」としています。
製品のライフサイクルおよび消費と生産の関係を通して、環境への影響を最小限にし、責任ある使用を目指しています。
この「つくる責任、つかう責任」では、使用の用途を明確にし、その使用の目的、使用後のリサイクルまで考えた製品設計が必要となってきます。
ECOTACTでは、プラスチック素材としつつも、ケミカルリサイクルが可能で、新たな化学物質の使用を減らし、他の製品製造への原料として使用できるようにすることで、製品の環境への影響を抑えることに貢献します。
気候変動に具体的な対策を
気候変動に具体的な対策をということで、SDG 13で」は、「気候変動とその影響と闘うばかりでなく、気候に関連した災害や自然災害に対応するレジリエンスを構築するための緊急な行動」を求め、定義されています。
温室効果ガスの発生と、オゾン層破壊、それらが生み出す気候変動、そしてそこからの自然災害。その自然災害による被害をなくすために、今私たちができることは何かということで、具体的な対策として「仙台防災枠組み2015-2030」1つを例に、気候変動のペースを緩め、持続可能な低炭素未来に必要な行動と投資を強化し、パリ協定とともに、気候変動に対する影響を減らすことを推進しています。
SDGs12とともに、こうした行動を促進するものとして、プラスチックと気候変動、健康な生活との共存へ向けて、ECOTACTを通して実現を支援していきます。
海の豊かさを守ろう
海の豊かさを守ろうのSDGs 14では、「海洋かつ沿岸の生態系を持続可能なように利用し、海洋汚染を防止し、かつ海洋資源を持続可能な方法で利用することによってSIDSやLDCsが受ける経済的恩恵が増大する」ことを求めています。
海の豊さと海洋プラスチック問題は、社会的にも話題になり、プラスチック使用の見直しを考えるきっかけとなりました。
「ほとんどの水質汚染は産業廃棄物、鉱業、農業活動、車からの排出ガスに起因し、これらの汚染のいくつかは海岸から何千キロも離れた内陸部で発生する。」とされています。UNEPの主導のもとに、そうした汚染から海洋、河口、沿岸水域を保護する国際的取り組みもされており、「漂流・漂着ごみが環境へ流入するのを防ぐため、「海洋ごみの国際パートナーシップ(Global Partnership on Marine Litter: GPML)」が2012年6月に「Rio+20」で打ち上げられた。」としています。海洋ごみを減らし、管理することによって人間の健康とグローバルな環境を保護する取り組みも実施されており、世界的にも海の豊かさを守る取り組みが実施されています。
ECOTACTでもSDGs12、13と関連し、つかう責任とともに、消費後のリサイクルを通して、汚染物質ではなく、環境に配慮したものとして流用し、海の豊かさを守ることの実現へ向けた行動が実施できるよう努めております。
陸の豊かさも守ろう
SDG 15では、「森林と他の生態系に直接依存する者のために生活が守られ、生物多様性が維持され、これらの天然資源の恩恵を将来の世代も享受できるようにすること」を目指しています。
生態系との共存もまた、日々使用するプラスチックなどの資源問題と関連しています。
SDGs12、13、14と共に、陸の豊かさを守るために、プラスチックの使用およびその使用後の処理、また森林等の資源の活用とプラスチックなどの使用の活用として、相互に補完し合えるものとして、使用できるようなものを提供してまいります。