エコタクト製品アドバンテージについて
ECOTACT(エコタクト製品)に関しまして、製品のアドバンテージについて問い合わせをいただきます。
比較製品との比較試験実施にむけて動いております。
情報は随時更新してまいります。
製品アドバンテージ
- 保存性
- 耐久性
- 機能性
今回のエコタクト製品アドバンテージは、製品がもつ保存性、耐久性、そして機能性についてお伝えいたします。
1.保存性
PPT資料に特徴を記載しておりますが、一番のアピールポイントは、酸素透過率と透湿率です。
ポリエチレンでありながら、9層式となっており、通常酸素や、湿気を通しやすかった袋を、気密性を持った製品として、鮮度を保ち、保管作業や、供給過程に対して、運搬しやすいものとして変えました。
酸素透過率: 0.36cc/m2, 24h、
透湿率: 0.764g//m2, 24h, 38℃, 90%RH
※参考他社3層PE
酸素透過率:4cc/m2,24h
透湿率:5g/m2,24h
※ECOTACTは9層構造を取っており、比較の他社製は3層のものとなっております。
一般的なPEのみの酸素浸透率と透湿率
(インターネット等で検索可能な範囲での表示になっております。検索のお手間を省くために記載させていただいております。)
通常のPE 酸素透過率:500-8000㏄/m2,24h
透湿率:4-19 g/m2,24h 40℃、90%RH
※高密度、低密度等で差があります。
アルミ蒸着 酸素透過率:0.8-1.0㏄/m2,24h
透湿率:0.8-1.4g/m2,24h 40℃、90%RH
アルミ箔のみ 酸素透過率:0㏄/m2,24h
透湿率:0g/m2,24h 40℃、90%RH
2.耐久性
耐久性においても厚さおよび伸縮率も高く、麻袋の内袋あるいは輸送作業中の袋の破損もしづらくなっています。
ビニールの袋は割と薄手のものが多く、擦ったり、傷がつくと穴が空いたりとその耐久性にも問題がありました。
厚みをつけることで容易な傷から内袋物を保護し、亀裂を防ぎます。
3.機能性
エコタクト製品のような袋には、保存性、耐久性に加え、機能性も求められます。それは輸送時などの運搬作業あるいは保管作業、保管庫内での商品の管理、作業効率等です。
コーヒー生豆や、カカオ、お米、麦や、穀物は倉庫での保管、トラックや船での運搬、そこから問屋、卸業者、小売業者等へ渡っていきます。その際の環境の変化はそれぞれで、過酷な状況に大切な商品がされされていきます。
外部と割と近いところで保管されるような商品は虫や、湿気、酸化等、それぞれの業者様ごとで頭を悩ませることも多い部分です。
エコタクト製品は、それぞれの過程での品質の変化や劣化、外部からの損傷を防ぎ、より鮮度を保った状態で最終的なお客様の元へ届けることができるものでもあります。
これまでの課題
主にコーヒーやカカオ、米などを保存、保管、輸送時の梱包として使用されてきていて、近年世界で広がっています。
輸送時の問題は、長期間コンテナ船にて輸送されてくる中での、鮮度の維持でした。また、収穫後の保管時の湿気や酸素からの商品の保護が問題でした。
コーヒーは鮮度が命ともいって過言ではありません。これはコーヒーだけでなく、すべての作物に言えるのではないでしょうか。温度や酸化により豆本来の味が輸送により変化することが味の劣化に影響していました。
湿度の多いところは保管時のカビや雨などの雨水等の外部からの影響も課題となっていました。
それらが日本へ到着後もまだまだ課題は続きます。
卸業者様から購入した、大事な商品をお客様に届けるまで、いかに鮮度を保たせるか。鮮度による味の変化はお客様も敏感に感じるところです。
事例
エコタクト製品に入れて保管したものと、そうでないもので味が異なり、味が変わったかどうかを尋ねてくるお客様がいたとの事例もございました。
エコタクト製品には、ガス抜きをした焙煎豆も入れることもできますが、他のアルミ蒸着に入れたものと、エコタクト製品に入れたもので、容器の特性を伝えていないにも変わらず、エコタクト製品に入れた方が味が全然異なり美味しいと言っていただいたお客様もいらっしゃいました。
追究すればどこまでも追究できますが、お客様の味覚の発達と、美味しいコーヒーを届けたい販売側との課題を解決するものにもなります。
9層式のエコタクト製品
上記のような特性を持つことで、これまでの課題を解決するのが、エコタクト製品です。
密閉性にすぐれており、大切な収穫後の作物を保護、保存し、鮮度の劣化を防ぎます。
エコタクトは内部も見やすく透明です。アルミ箔のもつ密閉性を目指し、透明で内部の変化が見え、可視化できるポリエチレンのアルミ箔を目指しています。
耐久性においても厚さおよび伸縮率も高く、麻袋の内袋あるいは輸送作業中の袋の破損もしづらくなっています。
ポリエチレンの袋は一般的に保存性、耐久性に乏しく、その結果機能面にて、大袋で輸入あるいは、保管、供給過程での作業にはあまり向いていませんでした。
その状況を打破したものが、エコタクト製品です。
エコタクトはエコロジーを目指し、リサイクル可能な素材として使用できるよう設計されています。現在日本にてエコタクトリサイクルフローを作成中です。
何かご質問、ご相談ございましたらお気軽にお問い合わせください。
雑記
プラスチック廃止やプラスチック問題が問われています。プラスチックの廃棄だけでなく、アルミやアルミ蒸着等の焼却処理からの大気汚染もあるなかで、いかに環境に配慮し、極力負担の少ない方法で、循環させることができるかが、現在の経済活動の中で私たちにできることと思っています。
より良いものを作り、世の中をよくしていくために作られてきたものをなくし、紙や、麻袋のみの使用に戻り、鮮度や衛生面等の規格を落とし、昔に戻る方法を取るか、新しい循環を創り出し、新たな方法を生み出していくか、2択ではないですが、進化してきた中から、再考し、新たなものを生み出すことも必要となってきています。生み出すことは難しですが、それが私たちが進化してきた中での無数の創造が現在の結果でもあります。世界中の人々で生み出すことができることを目指しています。